・落下等によるヒビ、欠落部を完全に修復・塗り・植毛して安全に舞うことが出来る様に修復可能です。
・塗りの剥がれは木地本体の痛み(湿気・虫喰い)を加速させます。出来るだけ早い時期に木地の保護の為、塗り直しをお勧めします。ご予算に合わせて一部のみ、全体塗り直し対応いたします。
・擦れや経年劣化による金箔の剥がれは塗りとともに追加修復することが多く出来上がりは荘厳です。
もちろん金箔のみの修理もうけたまりますが、金箔の下地には漆を施しますので木地の塗りとともに行うことが望ましいでしょう。また、金箔の上に透漆を施す白檀塗など伝統的な技術を継承する塗師が施します。
頭部を激しく振る三匹獅子の舞は頭部に生えている鳥の羽が痛みやすく抜け落ちたり骨のみになったりしやすいものです。当組合では最近入手困難となっている羽根の修理や補植のご相談も承ります。
羽根の植え替え・増量等獅子頭の見栄えが格段とよくなります。
また、馬毛・シャグマ毛(ヤク)・真麻など地域の獅子頭に合わせた修理修復いたします。
背布も鳥の羽根・馬毛・しゃぐま毛・麻・和紙等地域によって飾り素材は千差万別です。
頭を振って踊る三匹獅子の場合特に背布についた鳥の羽根の根元部分が擦れ合うことによって羽根が傷つく場合があります。
当組合では背布を飾る羽根を特別な取り付け方で包みますので骨の根元がむき出しになることはありません。
数々の修復例を見て修理を経験した上州神輿ならではの、独自の修理技術で伝統ある獅子頭を守るお手伝いをいたします。
・カゴ交換
獅子頭の内部の竹カゴでお悩みの方が数多くいます。
*頭を振る際にズレない様に顎紐をきつく締め込むとカゴが緩み抜けてしまう。
*最近のお子さんの頭部が大きくカゴがきつい。
当組合では獅子舞専用に竹を編み仕立てた丈夫なカゴを使用しています。伝統の獅子頭でも竹カゴをバランスよく入れ込むことでどなたでも被りやすい獅子頭に仕立てます。舞い手は各自でタオル手拭い等で深さを調節できまた複数人で使用する際にもで来るだけ衛生的に使える様、共通の顎紐等はサラシ等で都度交換できる様配慮しています。
・包顔(ほうがん)
踊り手にとって中から見えやすく軽い、肌触りのよい素材の包顔をお付けいたします。
また拘りの染め抜き、織り上げ等特別誂えにも対応いたします。